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COLUMN

平屋っていいね

平屋とは、1階建て住宅のこと。かつて日本にはたくさんの平屋がありましたが、人口増加や土地の高騰で限られた土地でもより広い居住空間や部屋数を確保できる2階建て以上の複層住宅が増え、やがて主流となりました。
しかし近年、平屋の人気が再燃しています。階段がなくワンフロアで生活が完結する便利さから、これまでもシニア世代には根強い人気がありましたが、現在は幅広い世代に支持が広がっています。ある不動産情報サイトの調査によると、石川県で着工された新築一戸建て住宅(※)のうち、平屋が占める割合は2014年に約4.5%だったのに対し、2022年は約11%と約250%も増加しています。今回は、注目を集める平屋の魅力を探ってみましょう。

※出典:国土交通省『建築着工統計調査/建築物着工統計』
 3階建てまでの新築住居専用住宅のうち1階建ての割合
※出典:株式会社リクルート『SUUMOジャーナル』2023年8月22日プレスリリース
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002180.000011414.html

平屋ってどんな家?再ブームのきっかけ

平屋とは、1階建て住宅のこと。階段がないため上下の移動がなく、ワンフロアに生活動線が集まっているという点では、マンションに近い感覚です。少子化で必要な部屋数が減ったことに加え、家族との時間を大切にできることが住まいに求められるようになったことから、若い世代や子育て世代にも平屋人気が広がったようです。住まいのデザイン性や機能性が向上し、限られた空間でも「コンパクトに暮らしたい」、「バリアフリーの家がほしい」、「おしゃれな住まいにしたい」といった多様な要望がかなうようになったことからも平屋が見直されるようになりました。

平屋でかなう開放的で家事ラクな暮らし

わが家を平屋にすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

間取りの自由度が高い

上階がない平屋は2階以上の複層階住宅と比べて柱が少なくてすむため、開口部を大きくするなど抜け感のある広々とした空間がつくれます。また、部屋の上が屋根になるため、勾配天井にして開放感を出したり、高窓を設置して日の光をたっぷり取り入れたりと、自分好みの住まいがつくれます。上層階がないため複雑な形状の家を設計しやすく変形地などにも向いています。

効率的な生活動線で家事がラク

家事動線が短く効率的です。上下階の移動なく洗濯や身支度ができる、空間がひと続きになっておりロボット掃除機がすみずみまで稼働できるなど、小さな「ラク」が積み重なって日々に余裕を生み出します。バリアフリーが実現しやすく、走り回って遊びたい子どもから祖父母世代までみんなが安心してのびのびと暮らせる点も魅力です。

テラスや中庭をセカンドリビングに

基本的にどの空間も地続きで屋外とつながっており、周囲の緑や自然を取り入れた住まいづくりができます。テラスやウッドデッキをリビングとひと続きにして使ったり、家の形状によっては中庭を設けてプライベートなアウトドアリビングにしてもいいでしょう。

互いの気配を感じる距離で暮らす

個室にいてもリビングにいる家族の様子を感じられる、ちょうどよい距離感は平屋ならでは。リビング中心の間取りにすれば顔を合わす機会も増え、自然と会話が生まれます。

メンテナンスコストや光熱費を抑える

複層階住宅に比べて平屋はつくりがシンプルで、メンテナンスや補修項目が少なくなる傾向があります。特に高額な費用がかかる外壁や屋根の修繕では、足場を組む必要がない場合もあります。また、階段ホールや廊下といったデッドスペースがなく空間を無駄なく使えるうえ、あたたかい空気が階上に逃げることがないため冷暖房効率が良く、生活コストを抑えることもできます。

建てる前に確認したい平屋の注意点

世代を超えて現代の暮らしにもさまざまなメリットをもたらす平屋。しかし一方で、平屋を選択する際、確認しておきたいこともあります。

土地選び

ワンフロアに生活空間を集約するため、複層階の住宅より広い土地が必要になります。十分な広さがあっても建ぺい率などの条件によっては理想の広さや間取りにできないこともあるため、土地選びは家づくりと並行して進めるとよいでしょう。

防犯面

寝室や子ども部屋も1階に配置する平屋は、防犯への十分な対策が必要です。外部に接する窓を防犯ガラスにする、侵入しづらい大きさにするなど家づくりの段階でできることはたくさんあります。ぜひ、経験豊富なハウスメーカーや設計士に相談しましょう。

考えておきたい平屋の災害対策

家づくりで忘れてはいけないのが、災害対策。平屋の特徴とともに強みと課題を理解し、もしもの場合に備えましょう。

<平屋の防災性:強み>
地震・強風性能に優れる

基礎部分が広くなるぶん建物の構造は安定しており、耐震性に優れているといえます。家の高さを抑えているため台風や強風による影響も抑えられます。

<平屋の防災性:課題>
水害に注意。ハザードマップの確認を

豪雨や河川の氾濫などによって洪水や高潮が起こると、上の階へ逃げる垂直避難ができない平屋は、被害が大きくなる可能性があります。家を建てる前に自治体などのハザードマップを確認しましょう。地盤や基礎を高くするなどの対策も有効です。

家族にあった住まいづくりに
平屋という選択肢を

必要十分な空間や効率的な生活動線、個性ある間取りやデザインなどで豊かな暮らしがかなう平屋。現代人の生活や価値観にも合っており、人気が高まっていることもうなずけます。とはいえ、家づくりに正解はなく、平屋にも複層階の住まいにも、それぞれいいところ、気をつけたいところがあります。家族がずっと笑顔で快適にすごせる住まい。その可能性のひとつとして平屋を検討してみてはいかがでしょうか。