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株式会社アイワホーム

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COLUMN

気候風土にあった家づくり

ひとくちに家といっても、国や地域によって大きな違いがあります。
たとえば、日本では木造が一般的ですが、ヨーロッパでは石やレンガを積み上げる石造が多く見られます。これは、気候風土の違いによるもの。気候風土とは、天候や地形、歴史や文化などが影響し合って生まれるその土地の特色のことで、夏暑く湿度も高い日本では通気性が高く手に入りやすい木で家を建てました。一方、乾燥したヨーロッパでは通気性を考える必要がなく、豊富な石材で何世代にもわたって住み続けられる丈夫な家をつくったのです。
このように、その土地の気候や文化にあった構造や素材を選び、適切に施工することで快適性や耐久性は格段に向上します。なかでも気候への配慮は、家づくりをするうえでとても重要です。

気候風土を知ることがいい家づくりへの第一歩

南北に長く伸びる日本列島は、北の亜寒帯から南の亜熱帯まで、6つの気候帯に区分されています。このことからもわかる通り、同じ日本であっても気温や湿度、日照時間といった自然環境は県や市、町、地域によっても異なり、それが土地の特性になっています。

家づくりにおいて、土地の気候風土はプラニングの指針となります。豪雪地帯では雪の重みに耐える頑丈なつくりにしたり、沖縄などでは台風に備えてコンクリート造にしたり、外壁を街並みにあわせた色合いにするのもその一例でしょう。自然条件とうまく共生し、地域の文化や伝統、街並みを大切にする視点を持つことが、命や健康を守りずっと快適に暮らせるいい家をつくる近道なのです。

石川県の気候特徴と家づくり

気候風土のなかでも住まいづくりに大きく影響するのが気候です。気温や降水量、風量といった土地の特性に適した家づくりを行うことは、快適性だけでなくエネルギー効率の向上にもつながります。では、石川県の気候特徴とその対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

夏暑く、冬寒い

夏は暑く、冬は冷え込む石川県。これらをしのぐことは健康維持にもつながるため、断熱性の高い家が求められます。国土交通省が制定した「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」には、省エネ性能を表わす「断熱等性能等級」が規定されており、2024年8月現在、戸建て住宅には7つの等級が設定されています。

近年、耳にすることが増えたZEH(※)では、等級5を相当基準としており、アイワホームでは、全棟ZEH基準の断熱性能住宅を標準とし、石川県で快適に暮らせる家づくりを行っています。

断熱等性能等級が上がるほど室内と外気の熱出入りが少ないことを意味し、エアコンなどのエネルギーを効率的に使うことができ、光熱費の削減、ヒートショックや熱中症のリスク軽減などのメリットや安心が増えます。また、石川県では住まいの省エネ化に関して補助金を受けられる制度もあるので、事前に確認するかハウスメーカーや設計士に相談しましょう。

※ZEH(ゼッチ)とは
net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語。住宅の断熱性能を向上して使用エネルギーを減らす一方で、太陽光発電などでエネルギーを創り、1年間の消費エネルギー量をプラスマイナスゼロ以下にする住宅のこと。家の断熱性やエネルギー効率を高めることで、夏は涼しく冬はあたたかい快適な環境を確保しながら省エネルギーに取り組みます。

多雨多湿

年間2000~3000㎜の雨が降り雪も多い石川県は、一年を通して湿度が高いことから大手化粧品会社が発表した美肌県グランプリでは4年連続トップを獲得しています。しかし、住まいの観点からは心配もあります。湿気は結露やカビの原因にもなるため、家づくりの段階から対策をしておきたいもの。風通しの良い間取りや換気設備を取り入れるほか、珪藻土など調湿機能がある素材を使うのも効果的です。

アイワホームでは湿気から住まいを守る耐久性、不朽性にすぐれたヒノキを採用。平均強度E90以上、含水率20%以下という選りすぐりの国産無垢ヒノキを家の基盤となる土台や柱に使っています。さらに、環境先進国カナダで開発された極めて水を吸いにくいウレタンフォーム「アイシネンLDフォーム」を断熱材に使い、内部結露やカビの発生を抑制しています。

石川県の冬は、積雪によって一層冷え込みが厳しくなります。雪が積もる屋根は勾配の角度や向きを考慮して隣家や公道に雪が落ちないよう配慮しましょう。雪かきは重労働で危険も伴うため、雪止め金具を取り付ける、落雪型の屋根にする、玄関前などにロードヒーティングを設置するといった対策で作業そのものを減らせば将来的にも安心です。インナーガレージは雪だけでなく雨や風も避けられるため、日常的に車を使う場合はメリットも多くなります。

ずっと続く快適な暮らしのために

断熱などの性能については高いほど快適性が増すことは事実です。しかし、それでは必要のないところにまでコストをかけることになります。これからの安心・快適な暮らしを考えるなら、ぜひ土地の特性をいかす気候風土にあった家づくりという視点を取り入れてみてください。

アイワホームは、石川県に根ざしたハウスメーカーとして地域の気候・風土にあう家づくりを行い、熟練の職人が緻密で繊細な技術と木の特性をいかした加工によりかたちにしています。土地に対するプラン提案から理想をかなえるための土地捜しまで、お気軽にご相談ください。

アイワホームの家づくりについて詳しくご紹介しています。

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